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2011年12月 1日 (木)

原発推進論者たちの「理」 (6) - 産経新聞篇

さて、このシリーズもやっとこさ今回で最終回です。
恐らくもう「いい加減にしてくれ」な気分だと思いますが(一番強く思っているのが何を隠そうこの自分です)、
せっかく彼らの言い分をここまでまとめてきたのだから、一応は最後までやり遂げよう、というワケで。

今回は、前回の読売新聞篇に続き、日本経済界の良心ともいうべき産経新聞の主張から。
その社説はその名も「主張」。
件のレベル7放射能漏れ事故以降もまったく怯むことなく原発推進路線の一本道をひたすら突き進んでいらっしゃり、
その意味での一貫した主張には頭が下がる思いがいたします。

言ってみれば、「この期に及んで何故原発でなければならないか」という「理」は、
すべてこの新聞の社説(あるいはその他の記事)において言い尽くされていると言っても過言ではないでしょう。
あれから9ヶ月ほどの時を経て、そのすべての「主張」をくまなく羅列するのは紙面の都合上問題ありですので、
文脈をおもんぱかりつつ時おり細かな文章、言い回し等の変更、省略等がありますがご容赦のほどを。
前回同様、できましたら原文に当たっていただければ幸いです。

特に明記なき場合は社説「主張」から。

01

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<電力の安定供給といえばやっぱり原発。ほかはムリ>

一時の感情に流されて原子力の否定に傾斜するのは短慮にすぎる国のエネルギー安全保障上も危険である。高度な現代社会は、膨大なエネルギーを求めている。その上に成り立っているのが、われわれの暮らしなのだ」
4/1付

「先進国の生活水準を維持するにはエネルギーがいる。その安定供給に果たす原発の位置付けと安全性について、国による国民への十分な説明が必要だ。菅政権が漫然と手をこまねいていれば、大規模停電が心配されるだけでなく、国民は慢性的な電力不足を強いられかねない。国際的な産業競争力の喪失にもつながる」
5/13付

「「脱原発」は耳に心地よく響くかもしれないが、現実を顧みずに直進すれば「貧エネルギー社会」に突き当たる。電力不足で経済や社会の機能が停滞すれば、東日本大震災の復旧・復興の致命的な障害ともなりかねない」
6/21付

「原子力は、日本の基幹電源であり、生命線であるだけでなく世界が必要としているエネルギーでもある。原子力発電を論じる際には世界の諸情勢を展望して判断する見識が枢要だ。原発が15基しか動いていないにもかかわらず、幸い大停電は起きていない。だから「原発はなくても済む」という意見もあるが、それは違う。不便を耐え忍ぶ国民と企業の努力によって維持されているだけだ。できるだけ早く再稼働させなくてはならない」
8/6付

「(北海道)泊原発3号機の営業運転再開を契機に、停止中の他原発についても早期再稼働に方針を転換し、日本経済を支える電力の確保に全力をあげねばならない。厳しい暑さが続く中で電力不足は全国規模に広がっている。電力供給の約3割をまかなう原発の再稼働は、震災からの復興にとっても喫緊の課題だ。菅氏に代わる新首相は、電力安定供給の観点からも原発再稼働に向けた確固たる指導力を発揮すべきだ」
8/18付

「高速増殖炉は、国の原子力政策の基盤をなす核燃料サイクルの要の一つとして存続が欠かせない。高速増殖炉は、燃やしたよりも多くの燃料を生む夢の原子炉だ。エネルギー輸入国の日本にとって実用化の意義は極めて大きい。福島事故で原子力の環境は一変したが、長期的な国益を見失ってはならない。高速増殖炉の開発撤退などの事態は何としても避けるべきだ」
11/20付


<経済面で他の国に追い抜かれちゃいますよ>

「わが国の原子力政策は今、岐路に立っている。ムードに流され、脱原発に進めば、アジアでの日本の地盤沈下は決定的となる」
5/13付

「原発は日本の電力需要の約3割を賄っており、全面停止となった場合の日本経済への影響は計り知れない。震災復興にブレーキをかけ、国際的な産業競争力を失いかねぬ事態は、何としても回避すべきだ」
6/12付


<産業が空洞化して雇用が悪化しますよ>

「定期検査後に運転再開不能の状態が続けば、来年5月までに国内の全原発が停止してしまう。計画停電の日常化も懸念される。国民生活や産業経済活動への負の作用は計り知れない。九州電力が一般市民を装ったやらせメールを送らせていたのは問題だ。だが、このことを再稼働先送りの材料としてはならない」
7/8付

「野田内閣が優先して取り組むべき課題は、急速に進む日本経済の空洞化の阻止である。特に「脱原発」路線が招いた電力不足への対応や、超円高対策が急務だ。電力不足が景気回復の足を引っ張り、企業の海外移転を進めてしまってはならない」
9/3付

「日本のエネルギー政策の中長期的な指針となる「エネルギー基本計画」の見直しに、経済産業省が着手する。原発事故を受け、原子力発電の目標を引き下げる方針だが、まずは国を支える電力の安定供給のための具体策をはっきり示してほしい。それには、安易な「脱原発」は許されない。野田政権は原発再稼働安全性をより高めた原発開発を含め、総合的なエネルギー政策を打ち出す責務がある。電力不足を放置することは、産業の空洞化に拍車をかけることにもつながる。日本経済の弱体化はさらに進んでしまう。原発再稼働は喫緊の課題である」
10/3付 

「原発の新増設は一段と条件が厳しくなり、このままでは、長年にわたって原発を受け入れ、支えてきた地元自治体の経済や雇用にも影が差しかねない。避難区域の設定で安全に余裕を持たせることは必要だが、今回の原発事故の引き金が、千年に1回とされる大津波であったことも忘れてはならないことである」
10/22付

「政府は今冬の電力供給が厳しくなる関西電力と九州電力管内に節電を求めたが、電力不足の状況は続く。産業空洞化にも拍車がかかってしまう。野田政権は政府の責任を自覚し、原発再稼働を主導しなければならない。今冬は何とか乗り切れても、来夏の電力供給の見通しは立っていない。企業や家庭に協力と忍耐を求める節電は、あくまで緊急避難で、抜本対策としては当面、原発が必要なことは明白だ。日本経済を活性化させ震災からの復興を成し遂げるためにも、政府はできるだけ早く原発の安全を確認し、再稼働に結びつけてほしい」
11/4付


<原発で作る電力は安いよ>

「原子力発電の特長は、安い電気を安定的に生産・供給する力があることだ。福島事故とそのあおりで、日本国内の原発は3分の2が停止している。各電力会社は火力発電の量を増やして代替しているため、燃料代がかさんでいる
6/8付

「政府の「第三者委員会」の報告書は、リストラをしたとしても、電気料金の値上げは避けられないともいっている。しかし、利用者にツケを押しつける安易なやり方はやはり許されない。値上げに走らない経営努力を重ねることこそ、東電の生き残る道である。そのためにも、政府は安全性を確認できた原発の再稼働を進めなくてはならない。報告書は、柏崎刈羽原発が再稼働せず、料金値上げもしない場合、8兆円超の資金が不足し、債務超過に転落すると試算している。代替の火力発電に原油や天然ガスの燃料代がかさむためだ。これに対し、原発を再稼働させれば、値上げなしでも債務超過に陥らないで済むという。東電は賠償支払いを円滑に進めるとともに、電力を安定供給する使命を負っている。原発の再稼働は、政府の責務でもある
10/5付


<原発はCO2の削減に有効だよ>

「民主党政権が世界に公約した温室効果ガスの25%削減はどうするのか。年限は2020年だ。景気を低迷させ経済を失速させれば達成できるだろうが、それは日本の「不幸」である」
5/13付


<原発稼動は国と住民との契約ですから>

「浜岡原発は東海地震の想定震源域に立地する。しかし、こうした立地上の特異性は以前から指摘されていたことで、東日本大震災後に新たに差し迫った危険が生じたわけではない。国と電力会社と住民は、これらを十分に理解したうえで、安全な運転について合意してきた。(菅総理による)運転停止要請はあまりにも突然で、これまでの合意形成の経緯をも否定するものになりかねない」
5/7付


<諸外国にもっと原発の良さを知ってもらってどんどん輸出しよう!>

「福島第一原発の事故を引き金に欧州の一部で原発離れの潮流が勢いを増しつつある。各国の意思は尊重したいが、正しい選択なのだろうか。持続可能なエネルギー政策であるのかどうか冷静な見極めが必要だ。感性に流れる選択よりも、理性に基づく判断が必要だ。安全性を再確立して範を世界に垂れ、脱原発の流れを食い止めるのは、事故を起こした国として日本が国際社会に果たすべき責務であろう。このままだと日本は、諸外国の目に脱原発路線と映る。それが第4、第5のドイツ、イタリアを生みかねない。脱原発の電力不足は火力発電に委ねられ、原油や天然ガスの価格高騰を招く。エネルギー不足とコスト高は日本経済、ひいては世界経済にも悪影響を与えかねないのである」
6/15

「定期検査後の原発は、国による安全性の確認を経て運転を再開できると法律に定められている。それが通用しない状況は、諸外国にとって理解不能と映るだろう。日本の原発の安定的な運転継続は、事故国として、世界の原発利用国に対する責務でもある。(各種の安全対策後も)自治体の長の多くが原発の再稼働に背を向ける姿勢はいかがなものか」
6/21付

「今回の事故をきっかけに、ドイツやスイス、イタリアは脱原発の道を選んだ。だが、大多数の原発保有国は原発支持を変えていない。エネルギーの安定供給力の大きさを認識しているからである。急増する世界の人口を支えるためには膨大なエネルギーが必要だ。(日本は)少数国の原発離れに目を奪われて、世界全体のエネルギー潮流に逆行しようとしている。世界では原発は増えていく。その安全技術を高めていくのは、事故で世界に迷惑をかけた日本の重要な義務であろう。IAEAによって示された原発の安全性強化策の実行の先頭に立つのも日本の役割だ。そのための第一歩は、国内原発の早期再稼働にほかならない」
6/27付

「世界の人口は間もなく70億人を突破する勢いで、新興国、途上国がいかにエネルギーを確保するかが課題となっている。日本の原発を輸出することは日本の経済成長だけでなく、世界に対する貢献にもなる
7/23付

「人口が急増し成長著しい新興国などでは、今後も旺盛な電力需要が予想される。福島第一原発の事故後も日本の高い技術力に対する期待は根強い
7/28付

資源小国の日本が、衝動的な脱原発に駆られるのは問題だ。産業の海外移転に拍車がかかり、工業生産や経済活動が停滞する。アジアにおける国際的地位さえ、危うくなるだろう。ドイツやスイスなど欧州の一部の国は福島事故を契機に原発廃止を決めたが、むしろ世界の趨勢は長期かつ安定した発電が可能な原子力の有効利用に進んでいる。日本は原子炉の製造や運転管理の両面で世界の最高水準の技術を有している。この知的蓄積をさらに発展、継承し、増え続ける途上国の原発に生かすことこそ日本の責務だ。優れた原発を提供することで、日本の安全技術をさらに高めるというフィードバックを機能させてゆきたい。今回の事故から可能な限りの教訓を学び取り、「世界一安全」と胸を張れる原発をめざそう
8/6付


<なぜなら原発推進は「民意」ですから>

「今回の合同世論調査では「今後、原子力発電所をどうすべきか」との問いに対し、「すべてなくすべきだ」とする原発全廃論はわずか12・6%だった。前回調査(4月23、24日実施)より2・1ポイント増えてはいるが、非現実的と言われる完全な「脱原発」について、世論は慎重な姿勢を示していることが分かった
5/30付 世論調査

「さきの青森県知事選では、原発新設を条件付きで容認する現職を自民党などが推し、民主推薦候補らに大差で勝利した。安全性が確保されれば原子力政策の推進を受け入れる民意が示されたといえよう」
6/17付


<番外編。社会部編集委員・安藤慶太の脳内闘争>

「福島第一原発の事故を機に「原発はこりごりだ」「十分な安全対策を講じなかったのは許せない」と感じている国民は今、多い。だが、一方で電力は貴重な国力源でもある。このことを頭から忘れた批判があまりに多すぎないか。仮にわが国で今回起こった事態を想定した対策があらかじめ打ち出されていたらどうなっていただろうか。恐らく「それ見たことか」「やっぱり危険だ」と反原発団体が一斉に騒ぎ「政府が危険性を認めた」とメディアの総攻撃にあっていたに違いない」
6/8付「from Editor」

「とりわけ、知識人や文化人の間から「反原発」「脱原発」発言が相次いでいる。進歩的な文化人と呼ばれる方々やかつての左翼護憲勢力などが息を吹き返したように元気になっている。こうした人たちの言っていることは威勢はいいが全く新味がない。止めた後、どうするつもりなのか、国家としてどう生きていくつもりなのか。多くはそうしたことが素通りなのである。日本人の核アレルギーに乗じて、失地回復を図っているような言論が多いと思えてならない」
「原発が危険なことは思い知らされた。けれども、今の暮らしを維持し、国力を維持するには当面、原発は不可欠であり必要である。原発をめぐるメディアや言論空間に蔓延するいびつかつ潔癖かつ執拗かつ恣意的な病が健全な議論を阻んできたのである。エモーショナルな判断に流されてはいけない」

6/26付「安藤慶太が斬る」

「確かに福島の事故の事実は重いが、直線的な原発否定、反原発の論調ばかりが目立つあり方はいかがなものなのだろうか」
9/1付「from Editor」

「懸念されるのは、「原子力にはリスクがある」との発言もある旧社会党出身の鉢呂吉雄氏が原子力政策を担当する経済産業相に就任したことだ」
9/3付 (直接的に氏の筆になるものとの確証はないけれど、文字面的にたぶんそうなので。)

01_2

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いかがでしたでしょうか。
「国内原発の早期再稼働」「国内原発の早期再稼働」「国内原発の早期再稼働」・・・
・・・この一点突破力、すさまじいですねえ。悲痛な心の叫びのようにも聞こえますが。

「直線的な原発否定、反原発の論調ばかりが目立つあり方はいかがなものなのだろうか」
とおっしゃりますけれど、
反対にどうしてここまで「反・反原発」を押し通すのか、
こだわるのには裏に何かのっぴきならない理由でもあるのではないか、
そう勘繰ってしまいたくもなりますね、ここまで言われると。

そういえば原発の輸出に関しては、先日の新聞でもとある政権与党議員の話として、
「うち(日本)が輸出しなければ別の国が名乗りをあげるだけ。別の国がやるのならわが国のほうがまだ安全だ」
みたいな報道があって唖然とさせられました。
いわゆる「チャイナ・シンドローム」一歩手前の事故を起こしておきながらうちのほうがまだ安全だなんて、
政治家さんは何を考えているんでしょうか。
事故を教訓にするなら、上の産経の記事のように「より一層安全な原発を作る」のではなく、
「原発の必要ない世界を作るために諸外国に積極的に働きかける」のがスジだと思うのですが・・・。

明らかに日本の原発行政は曲がり角にさしかかっています。
十字路の真ん中で立ちすくんでいる、と言ったほうがいいかもしれません。
今まで6回にわたり紹介してきたような方々の後押しをしてこの十字路を断固として直進するのか、
あるいは狭くて曲がりくねっていて見通しは悪いかもしれないけれど別の道を選択するか。

「原発からあふれ出ようとしている膨大な核のゴミをどうするのか。夢の中にとどまって現実から目をそらすという選択肢はない。夢から覚めて繁栄の後始末に立ち向かうしかない」
11/28付 毎日新聞「風知草」

「ピンチはチャンス。目先のことに惑わされず、国家百年の計を立てたほうがいい。10年我慢すれば必ず、日本人はエネルギー問題で世界全体に貢献するようになれる。われわれはそれだけの潜在力をもっている。そう信じて未来にむけて頑張れる日本人になるか。『電気がないから恐いけど原発』という臆病な発展性のない日本人になるか。分別するときだ」
歴史学者・磯田道史氏

まったくそのとおりだと思います。
その10年をこの国は停滞ととらえるか、次の100年への布石ととらえるか。

思想家の内田樹先生が、先日ツイッターで次のようにつぶやいておられました。

経済的な停滞というのは、メディアがヒステリックに語るような退嬰的な現象であるのではなく、「市場への抵抗」のあらわれではないかという気がします。モノは要らない。消費にも欲望を感じない。神経症的な経済競争にも興味がない。自然と調和した穏やかな暮らしがしたい。そういう人たちがバブルのときのような狂騒的な消費活動がまた始まることにうんざりして、ささやかな抵抗を試みている。その結果としての「いわゆる」経済活動が停滞している。その一方で、GDPではとらえられないかたちでの贈与や互酬のシステムはゆっくり形成され始めている。僕にはそんな感じがします。

これは原発云々というよりもむしろ昨今のTPP論議を念頭においたつぶやきだと思われますが、
上の産経の「絶対的経済至上主義」な記事たちへの明瞭なアンチテーゼになっていないでしょうか。
ぼんやりと感じていたことをものの見事に集約してくれていると思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最後に、国民投票により脱原発を選択したヨーロッパの国の一般住民の声から。
これが、とても素朴だけれども僕にはすごく説得力があって、よく思い出す。曰く・・・。

日本のような国でさえ管理できなかったのに、ゴミ問題さえ管理できないわれわれに原発はムリ
6/14 ローマ市民、女性。テレビニュースにて。

もちろん自国のゴミの路上放置問題を引き合いに出して
原発の放射性廃棄物の管理の絶望的難しさを表現しているわけです。
確かに自虐的だけれども、日本よりよっぽど現実的だと思いませんか?

このシリーズ、長きにわたってお付き合いいただきありがとうございました。
この大きな問題についてはまた折に触れて記事にしていきたいと思っております。
はあ、疲れた。

ではでは、またまた

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環境問題」カテゴリの記事

コメント

Fuさん

こんにちは。今日はいい天気ですね~。
暖房がいらないし、血圧も下がらず元気でいられます。
(低気圧だと血圧が下がって動けなくなるわたくし)

実はわたくし、サンケイ新聞を購読しております。
朝日と真逆のその論調、保守の気質などが好きで、
楽しく読んでいるのですが、唯一原発についてのみ
「何をトチ狂ってんだか」と言いたくなりますよ。

フジサンケイグループ自体が原発推進なのでしょうがないのでしょう。
(BSフジのプライムニュース見てても不愉快になるほど原発推進)
しかしまさに「トチ狂ってる」って表現がピッタリ。

事故後すぐに推進を打ち出したのにも驚愕しましたが、
その後も粛々と読者を説得しようと努力をしてらっしゃいます。

これを信じちゃう人、いるんだろうな。
朝日の偏向報道を丸のみしてる人もいるぐらいだもの。
と思いつつ、今回も読ませていただきました。

とりあえず、一言。
お疲れ様でした!!!

投稿: ほんたべ | 2011年12月 4日 (日) 12:43

ほんたべさん
コメントありがとうございます。

昨日の寒さとうって変わって今日はうららかな一日でしたね。
ただしせっかくの美しい一日を事情により棒に振ってしまいましたよ。

まあそんなことはおいといて、ほんたべさん産経とってらっしゃるんですか。

>朝日と真逆のその論調、保守の気質などが好きで、

分かります、その感覚。へんに大衆寄りしてないってことでしょうか、それこそ朝日みたいに。
たまに「天声人語」読むとなんだこりゃと思うことありますし、
一般記事でも「お前たち読者の代表」なんて勘違いしてるんじゃないかと思うことありますね。

それにしても本文にも書きましたが、ある意味産経の原発関連の論調は一貫していて、
どっかの党の大臣の発言みたいにブレてないのは確かですよね。さすがです。
問題は、読む側がどれだけ(最近のはやり言葉ですが)「メディアリテラシー」を有しているか、ということですね。
ここまで大胆だと「ちょっとそれは」と思うのがフツーの感覚だと思うんですが、いかがでしょうか。

>とりあえず、一言。
>お疲れ様でした!!!

ありがとうございました!
正直、テキトーにネット経由で拾ってくれば記事になりそうだな、くらいに思って始めたんですが、
意外にホネの折れる仕事(しかも実り少ない)だったんで途中で断念しそうになりました。
それにしても毎回毎回、「よくもこの期に及んで」ってずーーーっと思いながら記事にしてました。

少しでも原発推進論者たちの「理」ならぬ「無理」を明らかにすることができていたならば本望です。

ではでは

投稿: Fu | 2011年12月 4日 (日) 19:01

Fuさん、こんばんは。

”暗闇の登別「原発ないと冬が…」”
こんな小見出しとともに暗がりにぽつりと人が立つ写真の記事につられて、↓のニュースを何気なく開きました。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121129/dst12112921550009-n1.htm

本題は”暗闇の登別「泊原発なければ冬乗り切れぬ」 北海道大規模停電ルポ
”。よく見ると、暴風雪が原因で停電が起きたとのこと。タイトルも記事の内容も、まるで泊原発が動いていないから大規模停電が起きた可能ような記事でした。

暴風雪が原因なら、原発動いていようがいまいが停電は起きるのでは?と、極めて当たり前の考えが浮かぶとともに、この「大竹直樹」という記者の思考回路はいったいどうなっているんだろうと不思議に思い、いろいろ調べていてFuさんのこのブログにたどり着きました。Fuさんの記事は1年前に書かれたものですが、まったく古さを感じることなく、今でも役に立つ非常にわかりやすい内容ですね。
産経の記事を読んでも「???」だったのが、Fuさんの記事を読んでストンと腑に落ちました。

それにしても、暴風雪の影響さえも原発問題にすり替えようとする姿勢はもはや必死さを通り越して哀れな域に入っていますね。何も知らない読者が騙されないように、一人でも多くの人がFuさんの記事に目を通してもらえたら、と思いました。

投稿: さか元 | 2012年11月30日 (金) 03:32

さか元さん、はじめまして。

記事読んでいただきありがとうございます。
上のリンク先の記事、自分も読んで卒倒しそうになりました(笑)
1年くらい「原発御用新聞」からは遠ざかっていたんですけど、いまだにこの有様なんですね。おっしゃるとおり、必死な足掻きなんだと思います。

ある人のツイートによりますと・・・
「讀賣記者に「原発推進一色だけど、311のことを忘れたの?」と言うと、「脱原発を書いてもボツです」との返事。22年前の湾岸戦争時、友人の同紙特派員に「自衛隊機を出動させる他に方法があるだろう?」と言うと「書いてもボツ。ミズコ地蔵だよ」と返って来た答えを思い出した」
だそうです。なんとなく、想像つきますよね。

こういう記事一辺倒で、実際の購読者から苦情がいったりってこともあるはずなんでしょうけど、どうなんでしょうかね。

最近記事の更新が滞っておりますが、折に触れまた読んでいただければ嬉しいです。

ではでは

投稿: Fu | 2012年12月 1日 (土) 10:59

Fuさん、お返事ありがとうございます。
多少の世論誘導はどこのマスコミもあるのだろうと思いますが、ここまで露骨だとマトモな感覚をもった読者に対しては推進派反対派関係なく信用をなくすと思います。ただ、過激な原発推進派には、胸がすく素晴らしい記事なのでしょうね。

Fuさんが触れられた大手新聞につとめていた知人がいますが、歪んだ報道体質に嫌気がさして、辞めて今はフリーのジャーナリストとして活躍しています。良心や公正さを失ったジャーナリストは社会にとって害にしかならないと言っていたのを思い出します。

Fuさんの原発関連記事は秀逸ですが、原発以外のジャンルについても興味深い内容が多いので、時々お邪魔させてもらいますね。

投稿: さか元 | 2012年12月 1日 (土) 14:56

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