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2011年12月14日 (水)

心配な青少年宇宙科学館

このあいだうちの子とその友達(ともに小2)と3人で
青少年宇宙科学館
」(さいたま市浦和区)へ行った時の話。

「おじゃる丸プラネタリウム」を見た後(もちろん僕は熟睡)、「公開電子顕微鏡」なる催しへ。
「巨大望遠鏡」とか「電子顕微鏡」とかっていうモダンな言葉にめっぽう弱い僕は、
子どもたちと話を聞きにいくことに。
すでにひと組の家族(お父さんと子ども3人)が陣取っていたけれども、
始まりの時間になっても結局集まったのはわれわれ含めて3家族。

なんか、イヤな予感。
意味もなくワクワクしているのは、もしかしてオレだけなのか?

案の定、というべきか、最新鋭(かどうか分からない)の電子顕微鏡を使っていろんな意外な被写体、
たとえばハエの目とかタンポポのタネとか有名人の髪の毛とか、
当然そんなものを見せてくれるものだという期待はすぐに消え去りました。

若い講師が次から次に見せるのは、鉱物。
しかも、いわゆる宝石の結晶のようなきらきらしいものではなく、安山岩とか斑レイ岩とか、そのテのもの。
「この岩、どこかで見たことあるでしょう? そう、お墓だね」
「ほら、ここに大きな穴があるでしょう。これ、なんだか分かるかな?
溶岩が冷やされる時に中のガスが抜けた証拠だよ」

・・・なるほど。
で、ハエの目はいつ・・・?

そうこうしているうちに子どもたちはそわそわ。集中力もそりゃ途切れようってもんです。
若い講師の必死の呼び止めの眼差しなどまったく意に介することもなく、
残酷にも別の催しへ駆けてゆく子、続出。
おうちから持ってきたミニカーを持ち出し、別の遊びに興じる子どもも。
したがって若い講師は当然ながら、我慢して聞いてる僕ら大人(3人)に向かってしゃべることに。
もし僕がその場を立ち去ってしまえば残された若いお父さんがたがかわいそう。
なんともいたたまれなくって必死に興味あるフリをして座り続けた地獄のような15分間でした。

それにしても。
いくら「科学館」だからって、子どもたち相手に電子顕微鏡まで使って、
「鹿沼土はどうしてこんなに保水力がすごいのか」をレクチャーするっていう企画自体どうなんでしょうか。
園芸好きの僕としては「なるほど、だから水もちがいいのネ」てなもんですが、
「鹿沼土って聞いたことある?」って聞かれたときの子供たちのポカンとした顔が忘れられません。

楽しみにしていた「ロボット・タウン」なる1Fの催しも、
この日は残念ながらデモンストレーション日ではなかったため
ただただ不思議な人形が柵の中でひっそりとたたずむだけ。
「触らないでね」の文字が寒々しい。

だいじょうぶかな、この館。

・・・てなわけで後日、このさいたま市教育委員会・生涯学習部所管なるこの施設、
もしかして事業仕分けの対象とかになってないんなだろうか、と思って調べたら、
案の定「2010年11月、青少年宇宙科学館管理運営事業【要改善】」と出ていました。
ムベなるかな。

ただしプラネタリウムと「不思議広場」には子どもも大喜びでした。
館の名誉のために付け加えておきます
(ただし「不思議広場」は8年くらい前に来たときとほとんど変わらぬ展示。トホホ)。

以上、小ネタでした。
ではでは、またまた

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